★プロフィール
◎広田祐子
武蔵野音大、スイス、ジュネーヴ音楽院卒業。現在パリ在住、ピアニスト。
ジュネーヴ音楽院の恩師ルイ・ヒルトブラン氏、ユング派の精神分析家
エリー・アンベール氏に多大な影響を受け、ピアノリサイタルの他、作曲、
即興演奏、他の分野との協同創作などに広く関わる。
1998年アトリエ『Le Son des Choses』(日常のオブジェの音遊び)創設。
2000年、2009年、ニースにあるマチス美術館の依頼で作曲とダンスの
コラボレーションを手掛ける。2006年パリでNPO‟ピアノの木"創設。
2009年モンゴルテント入手 2016年ランドアーテイスト創作の
‟Tree House"をパリに開設し、月2,3回のコンサート、映画上映会などの
企画運営に関わる。
2017年『福島子供基金』を立ち上げ、福島とチェルノブイリの子供のための
南フランスでの夏休み保養プロジェクト『ピアノの木・サマースクールキャンプ』を
開催。2017年5月、モノローグ芝居『Tsunami Invisible』(パリ近郊の原発が
爆発したら)を創作。
◎田辺いづみ
国際基督教大学人文科学科(音楽学専攻)及び国立音楽大学声楽学科卒業。
国立音大大学院オペラコース修了。「カルメン」「フィガロの結婚」「魔笛」
「ワルキューレ」「神々の黄昏」「アイーダ」「ドン・カルロ」「アンドレア・シェニエ」
「ジャンニ・スキッキ」等のオペラの他、リゲティ「ル・グラン・マカーブル」、
プロコフィエフ「修道院での結婚」等の日本初演に主要キャストとして出演した。
バッハ「マタイ受難曲」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」、
メンデルスゾーン「エリヤ」、デュリュフレ「レクイエム」等のアルト・ソロを務める。
2013年にいわき市、三春町、南相馬市、石巻市で「被災地を巡るコンサート」
に出演、また2017年に福島市、塩竃市、石巻市、気仙沼市で「希望をつなぐ
コンサート」に出演した。
二期会、東京室内歌劇場、東京オペラ・プロデュース会員。
丸の内合唱団他ボイストレーナー。
◎二階堂晃子(詩人)
1943年、福島県双葉町に生まれる。福島大学卒業 38年間公立小中学校教諭
退職後修士課程に学び現在学校心理士、福島県現代詩人会、日本現代詩人会、
日本詩人クラブ所属、著書に「悲しみの向こうに」「音を立てて幸せがくるように」
「見えない百の物語」。
◎ピアノの木サマースクールキャンプ(紹介文)
放射能汚染地域の子どもたちが数週間、放射能の影響のない大自然のなかで
のびのびと遊ぶことによって、体内に蓄積された放射能を40%も排出できるという
のがチェルノブイリの経験知です。広田祐子さんが主宰するピアノの木、サマー
スクールキャンプでは、毎年福島やチェルノブイリの子どもたちを招き、こどもや
大人がモンゴルテントで共に寝起きし、豊かな自然の恵みのなかで、内面の自分を
見つめ、有機野菜を使った食事をみんなで作り、異文化の仲間と語り合い、
おもいっきり遊びます。
フランスの掲げる「自由」「平等」「博愛」の精神のもと、心身ともに逞しく、感受性豊かな成長を目指す子どもたちのためのプログラムです。
◎日本YWCA com7300(紹介文)
com7300は、2011年3月11日に発生した東日本大震災による原発事故当時に
生まれた子どもたちが20歳になるまでの7300日間、共に手を携えて(comの意)
支援を続けることを目指して発足しました。福島駅から徒歩数分の場所に交流の
場としての拠点「YWCA活動スペース カーロふくしま」を持ち、職員が在駐し、
福島に住む女性や子どもたちをサポートする活動を通年行っています。
また福島県外でのびのびと過ごす転地保養プログラムを函館、東京、静岡、
名古屋、京都、大阪、福岡、熊本などのYWCAが実施しています。
福島の家族が、「もう一つの家」に行く感覚で利用できるセカンドハウスプログラム
も函館、横浜、名古屋、神戸の4か所で運営し、一年を通して多くの家族が利用
しています。
山梨をはじめ、日本各地の農家で、有機農法で丁寧に栽培された放射能の影響を
恐れずに食べられる様々な野菜を、福島の幼稚園や保育園にお送りしています。
そのような活動をcom7300は続けています。