DV(ドメスティック・バイオレンス)とは、配偶者や恋人など親密な関係にある、またはあった者から振るわれる暴力です。身体に対する暴力は、DVの一部にすぎません。精神的暴力・性的暴力・経済的暴力による被害は、より深刻です。

精神的暴力のなかでも、モラルハラスメント(モラハラ)とは、言葉や態度によって、巧妙に人の心を傷つけます。被害者は気づかないうちに、支配され、精神的に追い詰められ、冷静な判断ができなくなることがあります。

本講座では、豊富な事例に基づき、わかりにくいモラハラについて、わかりやすくお話します。

□　家族の絆や愛情などを盾に取って，妻に罪悪感を抱かせる。

□　妻に，常に完璧でなくてはならず，決して意見を変えてはならないと思わせる。

また，あらゆることを知っていなければならず，要求や質問にはすぐに答えられなければならないと思わせる。

□　妻の無知につけ込んで，自分のことを優れていると思わせる。

□　妻，職場の人，周囲の人々の能力，人格を疑う。批判し，けなし，裁く。

□　自分に対する批判を認めようとせず，明白な事実も否定する。

□　会話の途中で主題をまったく違うものに変えてしまう。

□　自分の要求を隠すために，一見論理的な理由を持ち出す。

□　言うことは論理的で筋が通っているが，その態度や行動や生き方は，それとは正反対のものである。

□　妻の同情をひくために，犠牲者であるふりをする（病気を大げさに言う，周囲の状況の難しさを強調する，過労だと言う等）

（「こころの暴力　夫婦という密室で　支配されないための11章」イザベル・ナザル＝アガ　より抜粋）

★日時：2012年2月18日(土)13：30～15：30　　

★対象：モラルハラスメントに関心がある方。女性のみ。

★参加費：1,000円

★会場：横浜YWCA

★問合せ・申込み：横浜YWCAまで、電話・FAX・メール（画面右上の「お問い合わせ」）のいずれかにて、講座名、お名前（通称可）、電話番号をご連絡ください。